【なぜ?】同じマックなのに450メートル離れた店では価格が違う!A店870円→B店930円…背景に都心型価格

東京のコスパのいいランチ

訪れたのは、13日のランチタイムのマクドナルド。

店の外まで延びた行列。

でも、すぐ近くに同じメニューを安く買えるマクドナルドの店があったら…。

女子高生:

(行くなら?)安い方!

40代「歩いて50円(くらい)安いならこっちに来る。

「すぐ近くにあるのに価格が違うマクドナルドがある」と、先日1人の大学生がSNSに投稿したところ、1万件以上のいいねを集め話題となった。

投稿した大学生は、「いつも使う店舗が横浜西口の方だったが、たまたま(東口の)ベイクォーターにしたら、ちょっと安くなっていて、それが少し不思議だなと思って軽い気持ちで投稿したらそれが拡散された。昨今の物価高の中で、皆さん(価格に)敏感になっているのかな」と話した。

実際に徒歩圏内で価格が異なるマクドナルドがあるのか?

「イット!」は、東京・秋葉原駅周辺の店舗を取材した。

まずは神田末広町店へ。

購入したのは、炙り醤油風ベーコントマト肉厚ビーフセット。

価格は870円。

そして、この店舗から歩くこと8分。

直線距離で450メートルほどのところにある、ビックカメラAKIBA店に到着。

全く同じセットメニューを購入したが、こちらの店舗のセットの値段は930円だった。

周辺の店を回り、4つの店舗で同じものを購入したところ、最初に訪ねた神田末広町店以外は全て930円。

1店舗だけが「60円安い」という結果になった。

この謎の答えは、“店舗の分類”にあった。

日本マクドナルドは2023年7月、大都市圏の店舗で一部商品を値上げする「都心型価格の適用」を拡大。

価格は通常店、準都心店、都心店、特殊立地店の順に高く設定されている。

今回のケースでは、周囲の店が全て都心店に設定される中、神田末広町店だけが準都心店に分類されていたため、60円安い価格で販売されていたのだった。

ではなぜ、近くにある店舗で分類が異なるのか。

マクドナルドに聞くと、「人件費、賃料などの店舗運営コストを勘案して、その他の店舗とは異なる価格設定にしている」という。

また、価格差による集客などへの影響については「現時点で特にないと考えている」としている。

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